リージョナルHERO

転職成功者インタビュー

リージョナルキャリア福岡で転職した方々に体験談をお聞きしました。

データエンジニアの経験を活かし、地元福岡で次世代バンキングシステムの構築に挑む。

ゼロバンク・デザインファクトリー株式会社
中野雄大さん(仮名・データエンジニア) 39歳

転職回数
0回
転職期間
エントリーから内定まで72日間

「いずれは地元である福岡で暮らし、働きたい」という想いを抱きながら、都内の大手SIerでデータエンジニアとして活躍していた中野さん。長子が小学校への入学を控えたタイミングでUターンを決意し、情報収集を開始したものの、自身の経験を活かせる求人は地方では多くなかった。それでも、福岡にUターンした知人からの情報提供やリージョナルキャリア福岡の転職支援もあり、データエンジニアとして活躍できる企業とのマッチングを実現。「現地事情をしっかりとリサーチし、自分なりの仮説を立てたことが、Uターン転職の成功につながった」と語る中野さんの体験談を紹介しよう。(※本記事の内容は、2021年9月取材時点の情報に基づき構成しています)

転職前

業種
IT(SIer)
職種
データエンジニア
業務内容
分析基盤のIT構想やアーキテクチャコンセプトの作成など上流工程から運用まで幅広く経験

転職後

業種
IT(次世代バンキングシステムの開発)
職種
データエンジニア
業務内容
『みんなの銀行』に関するデータエンジニア(データ分析基盤の設計、実装、運用など)

子どもの小学校入学を控え、福岡へのUターンを決断。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

株式会社ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)が2019年5月に設立したシステム開発子会社である「ゼロバンク・デザインファクトリー株式会社(以下:ZDF)」に勤務しています。ZDFは次世代バンキングシステムの研究開発等を行うことを目的に設立された会社で、商品・サービスの企画立案からシステム開発、データの利活用までを一元的に担う機能・役割が集約されているエンジニアの集まりです。私はデータエンジニアとしてFFGに入社し、ZDFで「みんなの銀行」のプロジェクトに携わっています。様々なメディアに取り上げていただいていますが、みんなの銀行は、ZDFが開発パートナーとともにパブリッククラウド上に構築した次世代バンキングシステム「Zerobank Core Solution」を利活用し、内製化を進めています。私も内製化を推進すべく、実際に手を動かし、データ分析環境のシステム仕様やデータ連携仕様の理解を進めています。また、データマネジメントの定着に向けた体制、ルール検討などを実施しています。

入社前のご経歴を教えてください。

大学院で情報システム学専攻を修了後、都内の大手SIerに入社しました。入社直後は、インフラエンジニアとして大規模インフラ環境の維持・運用・移行案件に携わりました。その後は、クライアント先に常駐のデータエンジニアとして分析基盤の構想やアーキテクチャコンセプトの作成など、上流工程から運用まで幅広く経験を積みました。Webサービス提供企業が保有するオンプレミスの分析基盤をGCP(Google Cloud Platform)上に移行するプロジェクトでは、プロジェクトリーダとして、システム移行・アプリ移行・データ移行を推進しました。その後、大手コンビニ案件での会員分析基盤の構築や、大手流通企業案件でのグループ統合データ分析基盤の構築に携わっていました。

転職のきっかけは?

もともと“いずれは”地元である福岡で暮らし、働きたいと思っていました。単純に自分が生まれ育った福岡が好きですし、東京は「住むところ」というよりは「働くところ」という感覚がずっとありました。とはいえ、前職に大きな不満はなく仕事も充実していたので、なかなか転職をするきかっけがありませんでした。しかし、上の子どもが小学校への入学を控え、このタイミングで転職をしなかった場合、次のタイミングはなかなか無いだろうなと思ったんです。また、子どもが生まれてから、賃貸ではなく“実家”を構えてあげたいなという気持ちがずっとありました。それは子どもたちに遺産として残したいということではなく、私も妻も戸建ての実家で生まれ育ったので、実家で過ごした大切な思い出がたくさんありますし、その家があり続けることの安心感みたいなものがあるんです。もちろん賃貸には賃貸の良さもありますが、私は子どもの頃の思い出の家がずっと残っていてほしいと思うので、子どもはまだそんなことはわからないでしょうけど、ちょっと申し訳ないなぁと思っていました。でもそれはやはり東京ではなく、自分が好きな福岡だろうと。やっぱり自分にとって東京は「住むところ」にはなりませんでした。ちなみに地元企業への転職を決めたことを前職でお世話になった先輩や同僚に報告をしましたが、だいたい皆「その時がきたんだね」「そう言ってたもんね」という反応でした。自分がどのように伝えていたのか記憶にないのですが、入社当初から「いつかは福岡」と言い回っていたみたいです(笑)。

転職活動はどのように進めましたか?

地方においてデータエンジニアやデータサイエンティストの求人は限られるため、ある程度あたりをつけやすいという点もあり、まずは自分自身でできるだけ情報収集をしました。また、前職で一緒に仕事をしていた別会社の方が私より先に福岡の会社に転職をされたので、その際に「いつか相談させてください」と話をしていました。その方は福岡のデータエンジニアやサイエンティスト界隈の方々との交流や人脈があるので、率直に福岡の実情を教えていただきました。自分自身で調べた情報でも、その方から教えていただいた情報でも、ある程度想定していた通りで、選択肢がとても少ないということがわかりました。その中で、FFGがデータエンジニアの求人をしていることは把握していたため、表に出ていない情報や実情を知りたいと思い、求人を取り扱っていたリージョナルキャリア福岡にエントリーしました。

今の会社に決めたポイントは?

FFGが実現しようとしていること、特に「みんなの銀行」に携われる点です。まだ現状では収集したデータも多くはないですが、地方銀行トップであるFFGがその規模を活かしてデータ活用にしっかりと投資をしていくという本気度です。将来的な広がりや可能性を感じますし、面白いことができそうだという期待感があります。

エリアの実状をしっかりとリサーチし、自分なりの仮説を立てることが重要。

転職していかがですか?

もし私が前職でユーザー企業に勤めていたら会社風土に「合う・合わない」みたいなことがあったかもしれませんが、前職のSIerで、webサービス提供企業や大手コンビニ、大手流通企業など複数の顧客の対応をしていたので、現在もまた新しい顧客対応をしているような気持ちで、スムーズに仕事ができています。ただ、前職では私は外部から入りシステムを見るパートナーの一人でした。そのため意思決定されたものに対してデータエンジニアとして期待に応えられるよう仕事をしてきましたが、これからは自分たちで意思決定をする、それができる立ち位置ですので、よりヤリガイは大きいと感じています。

困っていることや課題はありますか?

冒頭でお話しした通り、ZDFはエンジニアリングの会社です。前職では企画など上流がメインになっていたので自分で手を動かすところからは離れていましたが、現在は内製化に向けて色々な技術を身に付ける必要があります。ただそれは困っているということではなく、ポジティブに受け止めて取り組んでいます。

生活面の変化はありましたか?

正直なところ、まだ変化はないですね(笑)。と言うのも、今はまだ引き続き東京で働いていて、しかも在宅勤務です。年明けに福岡への転居を考えていますので、実際に福岡に転居し、“実家”を構えることになればプライベートも変わると思います。

これから転職を考えている方にアドバイスをお願いします

私の場合、「良いところがあればいってみよう」ではなく、年収が多少落ちてでも福岡に帰ること・転職をすることを決めていました。そのため、そのエリアの実情を受け止め、その中で自分にとってより良いところに決めたいと考えていました。実情を考慮せず、今の職場を基準に「良いところがあれば」だと、条件面でも折り合わず難しいように思います。実情を知るためにエージェントや知人など第三者から情報を得ることは大切ですが、まずは自分自身でできるかぎり調べてみて、自分なりの仮説を持って相談されるのが良いのではないかと思います。

担当コンサルタントから

株式会社ライフサイズ 
瀬川 泰明

“面白いことができそうだという期待感がある”この一言が中野さんという方を物語っているように思います。一般的にデータエンジニアの役割はデータサイエンティストがデータ分析を行うためのデータ基盤の設計・構築・運用などで、その名の通りエンジニアですが、中野さんは学生時代にビジネスプランコンテストへのエントリー経験があるなど、ビジネスに対する興味関心も高く、常にデータ分析・データ活用が“ビジネスにおける目的を達成するための一つの手段である”という視点からブレない方です。前職のSIerでは、様々な業種・企業のプロジェクトに携われるヤリガイを感じつつもビジネスやサービスの企画にまで携われる機会は多くなかったかと思いますが、みんなの銀行のプロジェクトではエンジニアとビジネスを繋ぐ役割や、サービス企画領域にまで踏み込んで行っていただきたいと思います。

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