転職成功者インタビュー

株式会社麻生
小島晶子さん(仮名・M&A関連職) 32歳

自分をしっかり理解してくれたコンサルタントの支援で、理想の仕事に出会えた。

前職の大手税理士法人では、M&Aなどに関するコンサルティング業務を手掛けていた小島さん。外部企業へのコンサルティングを手掛けるうちに、「外からではなく、会社の中に入ってM&Aを推進していきたい」という気持ちが芽生え、転職活動を開始した。

しかし、過去に情報収集をしようと登録した転職支援会社では、満足できるサービスを受けられず、良い印象を持っていなかったという。

今回の活動では「自分のことをしっかりと理解してくれた」と感じられるコンサルタントと出会え、最終的に「やりたいと思っていた仕事」とマッチングできたという小島さんの転職体験談を紹介しよう。

※本記事の内容は、2022年4月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで111日間

転職前

業種
サービス業(税理士法人)
職種
税理士・コンサルタント
業務内容
M&Aにおけるデューデリジェンス業務、事業承継や事業展開のための組織体制づくり、株式の承継支援ほか

転職後

業種
医療、建築、不動産ほか
職種
M&A関連業務
業務内容
M&Aおよびグループ会社のM&A実行支援ほか

“外から”ではなく、その会社の当事者としてM&Aを推進したい。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

株式会社麻生の外事・統計部に在籍しています。外事・統計部は麻生グループ内における海外での事業推進や海外事業に係る各種関連業務、統計数値を整理した上でグループ企業に対して行う内部改善業務、そして、国内外におけるM&A関連業務などを行っています。

まだ入社間もないということもあり、これまでにグループ会社の収益改善や新規事業検討のためにどのようなコンサルティングを行ってきたのかなど、過去の資料に目を通し勉強しているところです。

入社前のご経歴を教えてください。

新卒で大手税理士法人に入所し、税理士として、主に事業承継や事業展開のための組織体制づくり、株式の承継支援、M&Aにおけるデューデリジェンス業務など、事業承継に関するコンサルティング業務や相続税申告業務に携わっていました。

転職のきっかけは?

前職では、税理士として“外から”お客様に対してコンサルティング業務を行っていましたが、それを10年程経験し、外からではなく、その会社の中に入って当事者としてM&Aを推進していきたいという気持ちが強くなったのが転職理由です。

税理士事務所での仕事はハードワークでしたが、仕事や環境にも慣れて居心地の良さがありました。でも、同時に「視野が狭くなっているのではないか?」「成長が止まっているのではないか?」という不安が少しずつ大きくなっていました。年齢的なことも考え、ここで外に出てチャレンジしたいと思い転職を決めました。

転職活動はどのように進めましたか?

もともと数年前に、自分の市場価値を知りたいという思いからいくつかの転職支援会社に登録したことがあり、今回もそれらの支援会社から情報収集を開始しました。しかし、紹介してもらった求人はすべて自分でも想像がつくものでした。

事業会社への転職を希望しているにも関わらず、届くのは税理士事務所ばかり。「とりあえず受けてみましょう」というスタンスの担当者もいて、あまり良い印象を受けませんでした。

そんななか、偶然見つけたリージョナルキャリア福岡のサイトを見たところ、他のサイトでは取り扱っていない求人が掲載されていたので、「ちょっと違うな」という印象を受けました。

早速エントリーして担当コンサルタントの瀬川さんに面談をしてもらうと、「求人が有る・無い」という以前に、まず私のことをしっかりと理解しようとしてくれました。

その上で、私が希望している仕事はわずかな席しかないため、タイミングが合わなければ実現が難しいということを正直に伝えてくれました。タイミングが合うかはわからないものの可能性がある企業について情報を教えてもらい、その中の一社が現職の株式会社麻生でした。

メリハリのある環境で知識の幅を広げ、早くチームに貢献したい。

今の会社に決めたポイントは?

まずはやはり自分がやりたいと思っていた仕事である点です。そこは一番こだわっていたところです。実際に面接でも、会社が私に期待していることと私がやりたいことに大きなズレがないと感じました。

また、面接を受ける前は少し堅そうな会社というイメージを持っていたのですが、面接で接した社員が皆気さくでとても仲が良さそうでしたので、働きやすそうな職場だなと感じました。入社してもその点は入社前に感じていた通りで、皆の仲が良く、気さくなメンバーが多い印象です。

転職していかがですか?

早く戦力になって活躍したいという思いが一番です。一般的には“中途採用イコール即戦力”という会社が多いと思いますが、上司は「今はまだ準備期間なので焦らなくていいよ」と言ってくれます。違う分野の業務ですが、これまでの経験を活かせるよう考えてくれるので、とてもありがたいですね。

ただ、私自身の性格的なところもあって、どうしても焦ってしまうんですよね(苦笑)。まだまだ戦力になれないことはわかっていますが、どんどん経験を積んで一日でも早く戦力となりチームや会社に貢献できるようになりたいです。

困っていることや課題はありますか?

課題ということではないですが、やらないといけないこと、積み上げないといけないことがたくさんあるという点です。学卒の新入社員みたいな気持ちですね(笑)。

過去の資料に目を通すと今の自分には対応できないことやわからないことも多々ありますし、「あれもやりたいこれもやりたい」という気持ちになります。

生活面の変化はありましたか?

前職は残業が多く長時間労働でしたので、業務終了後に自分の時間が取れるようになったのは大きな変化です。

自分の守備範囲を広げたいと思っているので、まずは基礎的なところからですが、統計学やマーケティングについて勉強をしています。仕事とプライベートのメリハリのなかで、さらに積極的に新しいことを学び、吸収していきたいです。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

今回の転職活動で、なかなか自分が希望している仕事が見つからず、「諦めたほうがいいのかな?」と思った時もありました。でも、やはり自分が一番大切にしたいことをこだわり抜いて良かったと思いますし、そのために自分自身と真剣に向き合った時間でした。

「やりたいこと」と「やれること」が一致するとは限りませんが、それを明確にした上で、転職環境や状況に応じて判断をすることが大事なのだと感じました。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
瀬川 泰明

小島さんはとても向上心が強い方です。現状維持を良しとせず、高い目標を設定して、それを達成するために努力を継続する。税理士資格の取得や前職でのエピソードをお伺いしてそのように感じました。

そのため、「新しいチャレンジをしたい」と仰る小島さんの気持ちがよく理解できましたし、だからこそ全力で応援したいという気持ちになりました。

ご入社されてまだこれからという時期ですが、「戦力になれていないので焦りがある」とお聞きし、いかにも小島さんらしいと感じました。私も小島さんのような向上心を持って、期待通りではなく期待以上の関わりがみなさんとできるようにもっと努力をしなければいけないな、と思いました。

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