株式会社福岡リアルティ
木本俊介さん(仮名・経理) 30歳
地元・福岡へのUターンが、理想のキャリアへの大きな一歩になった。
税理士法人で経験を積む中、外部の立場では関与の限界があると感じ、「内部の当事者」として事業に深く関わる道を模索するようになった木本さん。キャリアの方向性を見つめ直す中で出会ったのが、リージョナルキャリア福岡のコンサルタントだった。
対話を重ねることで、自身のビジョンが明確になり、転職活動への姿勢にも前向きな変化が生まれた。そして選んだ転職先は、「地域特化型REIT」として福岡に根ざした事業を展開する福岡リアルティ。新たな環境でスキルアップを実感しながら、成長を楽しむ日々が始まっている。
地元・福岡へのUターンという選択がもたらした、仕事と暮らしの充実。転職とその後のキャリアについて、率直に振り返ってもらった。
※本記事の内容は、2025年5月取材時点の情報に基づき構成しています。
- 過去の
転職回数 - 0回
- 活動期間
- エントリーから内定まで110日間
転職前
- 業種
- 税理士法人
- 職種
- 税理士補助業務
- 業務内容
- 記帳代行、税務申告書作成など
転職後
- 業種
- 不動産・金融
- 職種
- 経理
- 業務内容
- 管理会計業務、決算業務など
転機となったコンサルタントとの出会い――キャリアの方向性が定まり、挑戦への意欲が明確に。
現在のお仕事はどんな内容ですか?
私が勤務する福岡リアルティは、日本初の「地域特化型REIT」として上場している「福岡リート投資法人(J-REIT銘柄の一つ)」の資産運用会社です。現在、社内には50名強のメンバーが在籍しており、私は企画部に所属して経理業務を担当しています。
具体的には、自社の管理会計や決算業務に加え、投資法人の関連セクションと連携しながらの決算対応や監査法人・税理士法人との折衝など、2社分の業務を兼務しています。
入社してまだ数ヶ月ですが、経理の枠にとどまらず幅広い領域を任せてもらっており、大きなやりがいを感じながら日々の業務に取り組んでいます。
入社前のご経歴を教えてください。
福岡県北九州市の出身で、大阪の商業大学に進学後、新卒で税理士法人に入社しました。
入社以来、記帳代行や申告書の作成業務をはじめ、監査・経理指導、経営計画の支援など、税理士補助業務全般に従事してきました。
また、在職中は延べ3年あまり、4~5名程度のチームをまとめるリーダーも務めていました。
転職のきっかけは?
経験を積む中で担当企業の規模が大きくなったり、受ける相談の幅が広がったりするにつれ、さらなるキャリアアップを目指したいという想いが強くなっていきました。
ただ、税理士法人という“外部”の立場では関与の限界を感じる場面も多く、今後は“内部の当事者”として、より高度かつ専門性の高い業務に挑戦したいと考えるようになり、事業会社への転職を決意しました。
勤務地について当初こだわりはありませんでしたが、転職を機に自身のライフプランも見つめ直し、最終的には地元・福岡に軸足を置くかたちで活動を進めました。
転職活動はどのように進めましたか?
スカウト型の転職支援サービスを通じて、リージョナルキャリア福岡のコンサルタントである原田さんと出会いました。「福岡に特化した支援に強みがある」という点に魅力を感じ、面談を申し込みました。
初回の面談では、これまでの経験や「内部の当事者として働きたい」という想いをお伝えしました。原田さんはその想いを丁寧に受け止めたうえで、「内部の当事者として具体的に何がしたいのか」「どのレベルでそれを実現したいのか」「さらに将来的にはどうありたいのか」といった点を深掘りして考えることの重要性をアドバイスしてくれました。
非常に納得感のある内容だったため、いったん持ち帰り、自分自身でじっくりと向き合って整理することにしました。並行して、企業の情報収集や前職の退職準備も進め、約2ヶ月後、再度面談の機会をいただきました。
そのときには転職やキャリアに対するイメージがより明確になっており、それにマッチする企業として紹介されたのが、現在勤務している福岡リアルティでした。
今の会社に決めたポイントは?
何より、自分が転職によって実現したいことを叶えられそうな業務内容と環境が整っていると感じた点です。前職で培った経験を活かしながら、財務領域やより経営に近い業務にも挑戦したいという想いがありました。
福岡リアルティは少数精鋭の体制で、一人ひとりが担う役割も大きく、自身の努力次第で幅広い業務に関わる機会が得られる点に大きな魅力を感じました。
また、前職で不動産企業を担当していたこともあり、「地域特化型REIT」というダイナミックかつ地域性の強い事業に、当事者として関われることにも強く惹かれました。
地元・福岡に貢献していけるという実感を持てる点も、入社を決めるうえで大きな後押しとなりました。
スキルアップの実感が自信となり、次なる挑戦へのモチベーションになる。
転職していかがですか?
入社前に期待していた通り、早速さまざまな業務を任せてもらっており、日々やりがいを感じながら働いています。直属の上司である部長から「任せるよ」と声をかけてもらえることも多く、信頼されていることが伝わってきて、大きなモチベーションにつながっています。
もちろん、まだ分からないことも多くありますが、「分からない」と素直に相談できる雰囲気があり、安心して業務に取り組める環境だと感じています。
今後は既存の業務に加えて、予算策定といった新たな領域にも携わる予定で、“うれしい悲鳴”を上げているところです(笑)。
ちなみに、終業後に部長と食事に行くことも日常的にあり、プライベートな話も交えながら、気負わずに話せる関係を築けているのもありがたいポイントの一つです。
また、社員の家族も招いてスケートリンクを貸し切るようなイベントが開かれることもあり、職場全体としてもあたたかく、風通しの良い雰囲気を実感しています。
転職して良かったと思うことは?
業務を通じて自分のスキルが確実に高まっていると実感できている点です。当社には企画部のほか、「運用部」「投資部」「財務部」「コンプライアンス部」「人事・DX部」があり、不動産の取得や運用といった事業の根幹を担う部署と連携する機会も多くあります。
私はもともと知的好奇心が強いタイプなので、自分の担当領域にとどまらず、他の部署の業務や取り組みを知る中で「こういう知識が必要だな」「自分にもできることがあるかもしれない」と、新たなモチベーションが生まれることも多く、非常に刺激の多い環境だと感じています。
また、会社全体として業務効率化に向けた改革が進められている点も、私にとっては非常に心地良く感じられます。
社長を筆頭に、「不要なものは廃止しよう」「どうすればもっと働きやすくなるかを追求しよう」というメッセージが明確で、実際に全社員のPCが一斉に入れ替えられたり、有給とは別の特別休暇の導入が検討されたりと、変化が着実に形になっています。
こうしたデジタル化や働き方の見直しがスピード感をもって進んでいる点も、成長企業ならではで、当社の魅力の一つだと感じています。
困っていることや課題はありますか?
課題として感じているのは、やはり事業そのものに対する理解をより深めていく必要があるという点です。先ほどもお話しした通り、事業部門との連携機会は多いため、事業全体の構造や流れを把握したうえで業務に取り組むことで、新たな視点や気づきを得られるのではないかと考えています。
その意味では、直接的に業務に関わらない内容であっても、不動産に関する知識や周辺領域への理解を広げていくことが今後の糧になると感じています。たとえば宅地建物取引士などの資格取得も、いずれは視野に入れていきたいです。
また、前職ではリーダーとして勉強会を企画・運営していた経験もあるため、将来的には当社においても経理の視点や専門性を活かし、ビジネスサイドに良い影響を与えられるような取り組みを実現していけたらと考えています。
生活面の変化はありましたか?
現在は福岡市内に住んでいますが、北九州の実家にも帰りやすくなり、すでに何度も足を運んでいます。やはり実家で過ごす時間には、他では得られない安心感がありますね。
また、小学生時代に仲の良かった3人組の縁が再びつながり、久しぶりに3人で集まって近況報告をする機会がありました。20年近くぶりの再会でしたが、会った瞬間にあの頃の空気に戻り、かけがえのない時間を過ごせました。
もともとは「福岡にこだわりはない」と考えていましたが、こうした縁に恵まれたのもUターンしたからこそ。今となっては、この選択が自分にとって最良の道だったと感じています。
転職を考えている人にアドバイスをお願いします。
転職をすると、新しい環境に飛び込むことになります。知らないことや分からないことにたくさん直面し、それがストレスの要因になることも考えられます。でも、同じくらい新鮮で楽しいことや、自分の成長を感じられる瞬間もたくさんあるはずです。
大切なのは、「転職によって何を実現したいのか」を自分なりにしっかり描くことだと思います。そして、それが叶った未来を想像してワクワクできれば、転職活動への向き合い方や、新しい環境でのスタートにも自然と前向きな力が湧いてくるのではないでしょうか。
私自身、コンサルタントとの対話を通じてキャリアのビジョンを明確にできたことが、大きな後押しになりました。もし頭の中にモヤモヤした想いや、うまく言語化できていない気持ちがあるなら、コンサルタントに相談してみるのも一つの手だと思います。そうした対話は、考えを整理するきっかけとしてとても有効だと感じました。