2021.03.22
博多コネクティッド本格始動~再開発がもたらす「博多旧市街」の新たな可能性
博多駅周辺の大規模再開発プロジェクト『博多コネクティッド』
博多コネクティッドとは、2019年から10年間で20棟のビルの建替えを見込む、天神ビッグバンにならぶ福岡の一大プロジェクト。
◆地下鉄七隈線延伸
◆はかた駅前通り再整備
◆容積率などの規制緩和により耐震性の高い先進的なビルへの建替え
これらを通じて歴史ある博多旧市街(後述)との回遊性を高め、都市機能の向上を図るというものです。
(出典元)福岡市HP
<参考>
▼博多駅(博多口)です。20年以上前に福岡に住んでいた私からすると、この写真を見てすぐに博多駅とわからないほど、きれいで先進的な建物だと思います。
▼そしてこれが西日本シティ銀行の、あれ?もう工事が始まっているんですね。あのレンガ造りの重厚な雰囲気の建物も建て替えですか。ちょっと寂しい気がします。新しいビルの完成イメージはどんなでしょうか。2025年に新しいビルが完成する予定らしいです。
<参考>
歴史ある「博多旧市街」の魅力を再発見!
さて、博多駅をあとにして、街中に歩いたところでお腹が空きましたので、博多名物「かろのうろん」に。
博多といえば豚骨ラーメンが有名ですが、博多はうどん発祥の地という一説があるだけに、地元の方々にお聞きすると実はうどんが好きという方が多いんです。そんな博多のうどんを代表する名店の一つ「かろのうろん」ですが、それにしても不思議な店名ですよね。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、生粋の博多弁では、「ダ行」が「ラ行」で発音されるそうで、「かど=かろ」「うどん=うろん」となるんだとか。つまり「角のうどん」がなまってるんですね。(「角のうどん」だとしてもシンプルすぎるやろ!とツッコミそうになりますが(笑))
僕の友人には「うろん食べよう!」って言う人はいませんが(笑)、ともかく、美味しいのでぜひ行ってみてください。僕のおすすめは、「肉うどん(ネギたっぷり)」と「かしわおにぎり」です。
▼櫛田神社のすぐそばにあります。明治15年創業、"博多っ子なら誰もが知っている"と言われる老舗です。
こんな歴史や伝統が色濃く残る街、福岡には、天神ビッグバンや博多コネクティッドと"対をなす"とも言えるプロジェクトがあります。それが「博多旧市街プロジェクト」です。城下町・福岡に対して、商人の街として発展を続けてきた博多。その中でも御供所・冷泉・⼤浜・奈良屋地区を中心とした「博多部」の資源を活用し、福岡市の魅力を高めようというプロジェクトです。
"中世における日本最大の貿易港湾都市・博多の中心として栄えた「博多旧市街(オールドタウン)」には、中世に由来する歴史・伝統・文化が数多く伝わっています。歴史ある寺社が連なる静寂なまちなみや、活気あふれる商店街の散策、博多の伝統工芸や伝統芸能とのふれあい、祭り好きで知られる博多っ子の暮らしや文化を感じられる体験など、福岡の旅がより一層深まるエリアです。"
(引用-福岡市公式シティガイド よかなび)
博多旧市街エリアには、「かろのうろん」近くの櫛田神社を始め、うどんやそば・饅頭などの発祥の地、そして博多祇園山笠の発祥地として知られる『承天寺』、空海(弘法大師)が日本で最初に創建したお寺『東長寺』など、一瞬にして昔にタイムスリップできるスポットが目白押しです。(福岡は「○○発祥の地」が多いのもおもしろいですね!)
観光客だけでなく、地元の方や福岡にゆかりがある方も、巡ってみれば新しい発見があるはず。あなただけの"映え"スポットを探してみるのも楽しいかもしれませんね。