2021.08.19
コロナ禍のこれまでと、これから-働き方、生活様式、キャリア観の変化
新型コロナの対策も一進一退でなかなかスッキリいかないですね。感染症も現在流行しているものだけではないでしょうから、今後新たな流行が出てくれば、またそれに対して対策をしていかなければならないのでしょう。
コロナ前には、大人数のイベントもいろんなところで開催され、海外にも多くの人が不自由なく行っていました。おそらく、あんな風に何の制限もなくいろんなことをするのは難しいかもしれません。完全な「コロナ前」には、もう戻らないのかもしれないなと感じています。今日は、コロナ禍による変化を振り返りながら、今後を少し見通してみたいと思います。
働き方の変化
コロナ禍による変化といえば、まずは働き方です。出社制限、テレワーク推奨、週2日出社、表現は様々ですが、「あまり出社をしないで」ということです。まさか会社から「出社をしないで」と言われる日がくるなんて、コロナ前までは夢にも思いませんでした(笑)こういった取り組みに対して、すぐに対応できる業界・企業と、そうでない業界・企業があります。当然、"場"でサービスを提供している業界やまさに工場でモノづくりをしているメーカーなどは、どうやってもオンライン化できない業務があります。しかし、今後も様々な感染症に対して、都度対策をしていく世の中になるとすると、なんとかその環境に対応していかなければなりません。どんな技術革新や働き方の変革がそれを可能にするんでしょうね。
生活様式の変化
生活様式や自分自身の意識も大きく変化しました。コロナ前には定期的に伺っていたお店(飲食店)も、いつ営業しているのか休んでいるのか、最初の頃は確認しながら伺っていましたが、最近ではそもそも外食を頻繁にするという習慣がなくなってしまいました。平日は毎日出社するからこそ、「たまには外食して帰ろうか」となっていましたが、現在ではほとんど出社をせずに、在宅勤務をしています。わざわざ外出して食事をするという選択肢は自然と消え、外出といえば、体が鈍らないようにウォーキングをするためといった、ちょっとした時間だけです。
家にいる時間が長くなると、いかに家で快適に過ごすかということに興味が強くなります。「街中から郊外に引っ越す」という声も、聞き始めてかれこれ1年ぐらい経ちますね。毎日通勤しなくていいわけですから、通勤に便利な都心のマンションに高い家賃で住む必要はなく、広々とした郊外の一軒家に街中よりも安い家賃で住むことができるようになるというわけです。
つくづく、人間というのは慣れる生き物なんですね。私も当初はリズムの変化に慣れるのに必死でしたが、今はこのリズムが日常となり、移動時間を考慮する必要なく、アポイントや予定を入れています。こうなってくると今度は、出社を前提とするスケジューリングをするのに、また一定期間必要になりそうです(笑)
キャリア観の変化
転職やキャリアに対する考え方も、コロナ禍によって大きく変化したように感じます。転職希望者の方々にお聞きすると、みなさん「今まで以上に将来が不確実に感じる」とお話になります。・・・たしかに自分自身の感覚を振り返ってみてもそうかもしれません。結果、これまではネームバリューがあったり好待遇の企業が人気でしたが、今ではそういったことだけでなく、将来が見通しやすい企業や、その企業で働くことにより自身の市場価値が上がり、将来の選択肢が増えそうな企業に人気が集中しています。では、そういった企業はどこなのか。有名な経営コンサルタントの冨山和彦さんが以前おっしゃっていました。「これからは脱炭素とDXだ」と。たしかに、この2つは絶対に避けては通れない気がします。
福岡にも脱炭素(再生可能エネルギー)を手掛ける九電みらいエナジー(経営TOPインタビュー)や、DXによって銀行の在り方を変えようとしている福岡銀行(同)/みんなの銀行(同)といった企業があります。そういった企業と早いうちに出会い、いろんな経験をすることが、この不確実な時代に将来を切り拓く方法のひとつなんだと感じます。
それでは、とりとめのないお話でしたが本日はこの辺で。
まずは早く天気が回復して、気持ちの良い福岡が戻ってきますように!
▼快晴の博多駅前
▼最近よく乗る七隈線で、野芥で下車。緑が心地良い早良街道