2021.09.26
アフターコロナでも主流に?生産性を上げる鍵は「ハイブリッドワーク」にあり
この何度かの宣言を経て、リモートワークに抵抗がなくなった方も多いんじゃないでしょうか。トヨタ自動車が本格的なフルリモート勤務を運用し始めたり、ヤフーが東京のオフィスを大幅縮小したり、企業の取り組みもどんどん進んでいます。東京のある人材系企業は、オフィスを大幅に縮小移転して、どうしてもリアルでしないといけないことだけ、シェアオフィスで行うそうです。これからは、リモートやオンラインで出来ることはそうやって対応して、リアルではリアルでしか出来ないことに集中していくのでしょう。
この1年半、リモートやオンラインで仕事をしていて、最近ではやはりまだまだだなと思うことがあります。というのも、"リアルでするかのように、してしまっている"からです。例えばWeb会議一つとっても、資料はあらかじめクラウド上にまとめているのに、わざわざ集まってから順番に見ていったり、「一体何の時間なんだろうかこれは」と思いながら、しばらくそのまま進めていたりしました(苦笑)。オンラインでするなら、どんな進め方が適切なのか考えて変えないと、それこそオンラインになってから生産性が下がったということになります。
一方、リアルでしか出来ない、やった方が良いこととはどんなことでしょうか。そして、みんなが集まれるオフィスは必要でしょうか、シェアオフィスだけでいいものでしょうか。東京都心部ほど家賃が高く、また通勤に1時間以上かかったり満員電車に乗らなければならなかったりすれば、「オフィス無し」という選択肢も一つだと思います。でも、そこまで家賃が高くなく通勤の時間も混雑も無い地方都市で、東京と同じように考える必要があるでしょうか。
私はこれからの地方都市にある企業の仕事は、リアルとオンラインの「ハイブリッドワーク」が重要だと思います。学校などの教育現場ではすでに「対面授業とオンライン授業のハイブリッド」が進んでおり、さらにハイブリッド授業は、「ハイフレックス型(Hybrid-Flexible)」「ブレンド型」「分散型」の3つのカテゴリーに分けられて検証が進んでいます(※)。企業においても、こうしたハイブリッドを実践すれば、これまでよりもっと便利に仕事ができ、生産性も2倍、3倍に上げることが出来ると思います。
(※)参考
中村素典 / 京都大学 情報環境機構「ハイフレックス型授業実施のための技術的検討と支援に向けて」
https://www.nii.ac.jp/event/upload/20200911-09_Nakamura.pdf
そんなハイブリッドの実践の一つとして、ひとまずは、緊急事態宣言が明けたら、これぞまさにリアルでしか出来ない社員キャンプに行きたいと思います(笑)
▼いつぞやの社員キャンプ。人数の少ない弊社は、密になることもありません(笑)