2022.04.15
休みが増えると給与は減る?「週休3日制」の3つのパターン
さて、以前にも取り上げた『週休3日制』についてですが(参考)、先日の日経新聞の一面にこんな記事が出ていました。
"日立製作所は給与を減らさずに週休3日にできる新しい勤務制度を導入する。働き方を柔軟に選択できるようにして多様な人材を取り込み、従業員の意欲などを高めて生産性を引き上げる。パナソニックホールディングス(HD)やNECも週休3日を検討する。成果さえ上がれば働く日数や時間にこだわらない経営が日本で広がる可能性がある。"
日立製作所の場合、「1週間の労働時間は変わらず給与もそのまま」ということですので、例えば現在の土日に加えて金曜日を休みにすると、月~木曜日は毎日9~10時間勤務という具合になります。
まず、働く日のことを考えてみたときに、10時間働くとすると9時~20時が勤務時間ですね。ちょっと早く仕事を終わる日が19時、これを4日連続で勤務するイメージでしょうかね。
土日を絡めて3連休にしようと思えばこんな感じで、もし週中の水曜日を休んで一息つこうと思えば、月火、木金を上記の時間で勤務するイメージです。周囲のメンバーとの働き方と上手く調整できれば、これはとても良いかもしれませんね。
また日立製作所の場合は、週の労働時間も給与も減らさないということですが、週休3日制と言っても、その導入には大きく3つのパターンがあるようです。(参照-AERA 2022年4月11日号)
・報酬削減型(IBM、金融業界など):週の勤務時間も給与も減少(32時間、給与20%減)
・報酬維持型(マイクロソフトなど):週の勤務時間は減少、給与維持(32時間、給与維持)
報酬削減型では、場合によって週休4日制も可能とのこと(その場合は給与40%削減)ですが、どうでしょうか。働く個人のそれぞれの状況にもよると思うのですが、私は報酬維持型がいいですね。やっぱり給与が減るのは嫌です(笑)
本当にこのコロナ禍によって、世界中で働き方改革が凄いスピードで進んでいますね。リモートワーク、副業、週休3日制などなど、企業と個人の選択肢が増えていく中、業界や職種、業務内容に応じて上手く使い分けていくことが今後の課題になっていくと感じます。必要に応じて上手く導入していきたいものです。