2022.06.09
【キャリアを考える①】狭義のキャリアと広義のキャリア
リージョナルキャリア福岡のコンサルタント、植田です。西日本では過ごしやすい晴れの日が続いていますが、そろそろ梅雨の季節がやってきそうですね。
梅雨になると外を出歩くのも億劫になりますよね・・・。そう思っている人がやっぱり多いのか、梅雨時期は人々の活動量がグッと減るらしいです。そして梅雨が明けると、天気とともに気分も晴れて、人々の活動量も増えるとか。
その昔、心理学の先生にお聞きしたのですが、告白して恋が実る可能性が高いのは、梅雨明けの時期なんだそうです。それぐらい、夏に向けて心がオープンになり、エネルギーが外に向くということなんでしょうね。
みなさん、告白は梅雨明けを狙いましょう!
さて、ここからはキャリアコンサルタントとして。ようやく本題です(笑)
告白と言えば、転職活動も一種の告白と捉えることができるのではないかと思います。「御社を志望します!」って、「好きです付き合ってください!」みたいなものですよね。
ということは、転職活動は梅雨明けが狙い目?
なんて単純な話ではありませんが(笑)、キャリアもこんなに単純だったらいいのにな~なんて感じています。
だって、最近のキャリアって難しいですよね。不確実なことがあまりに多い世の中で、思い描くキャリアをその通りに実現することはかなり難易度が高くなっています。昔は難易度が低かった、ラクだったとまでは言いませんが、今ほど価値観が多様化していない中でキャリアを実現することは、そんなに"複雑な話"ではなかったのではと感じるのが本音です。
さて、こんなふうに「キャリア」と言うと、多くの方々は「仕事」や「職業人生」についてイメージされると思います。私も最初はそうでした。
でも、『キャリアコンサルティング技能士』という国家資格の取得を目指して勉強しているときに、キャリアには2つの定義があるということを知りました。
ひとつは狭義のキャリア(職業、職務、職位、履歴、進路)、もう一つは広義のキャリア(生涯・個人の人生とその生き方そのもの、その表現のしかた)で、キャリアの意味は単なる仕事ではなく、家庭や家族、教育、余暇活動などの事柄と切り離して考えることは不可能だということです。
皆さん自身の「キャリア」を見直したとき、良いものになっているでしょうか?
毎日、仕事に追われる日々。給与はそんなに悪くないけれど、充実した余暇を過ごすこともできない-
もし、そんな風に感じる毎日を過ごしてしまっているとしたら、一度ちゃんと時間を設けて、じっくりと自分自身、家族にとってのキャリアを設計し直すのが良いかもしれません。
私もせっかく勉強したのですから(笑)、今後はキャリアについて体系的に、少し専門性の高い領域も交えながら、分かりやすくお伝えしていけたらと思います。
今回はその手始めということで、短いですがこのへんで。