2022.09.16
【福岡散策ルポ】空海が日本で最初に建てたお寺「東長寺」で不思議体験!?
リージョナルキャリア福岡のコンサルタント、植田です。今回は、博多の"ど真ん中"にあるお寺、『東長寺』に行ってみた様子をお届けします。
場所は地下鉄祇園駅を降りてすぐ。地図で見ても結構大きなお寺だということが分かります。そして「有名な木像の大仏がある」との説明も。
街中にあるお寺なので、向こう側にも隣にもビルが見えて、何だか不思議な感覚です。
入ってすぐ左に「六角堂」という仏殿があるのですが、さっと通り過ぎ、随分行ったところで写真を撮りました。この日は陽射しがキツすぎて・・・すぐに日陰に入りたかったんです(笑)
この東長寺、よくよく調べると「空海が中国から日本に戻って最初に創建したお寺」なんだそうです。
真言宗別格本山東長密寺は弘法大師空海によって日本における密教寺院最初霊場として建立されました。(中略)空海は33歳で大同元年(806)に帰朝、博多に上陸し一字を建立し東長密寺(密教が東に長く伝わるように)と命名祈誓された。
(引用-東長寺HP)
敷地内には黒田家のお墓や五重塔があります。
そして、Googleマップで気になっていた「有名な木像の大仏」をいよいよ見に行ってみます。
大仏様は撮影禁止だったのでお見せできないんですが、この中↓にいらっしゃいます。高さ10.8メートル、重さ30トンと、木造座像としては日本一大きいそうです。
それから、大仏様の中には入れるようになっており(50円)、ちょっと不思議なアトラクションとして楽しめるようになっていました。
大仏様に導かれるかのように中に入ってみると・・・いろいろな絵とともに、"地獄の説明"がありました。
人間が死んだあと、閻魔大王のもとで裁きを受けて、様々な地獄へ行き先が決まるそうです。人を殺めた人、生き物をむやみに殺生した人、富があるのに人々に分け与えなかった人・・・これを見ると思わず「真面目に生きんといかん!」と思います。
そしてさらに進むと、通路はどんどん暗くなっていき、ついには漆黒の闇に。冗談抜きで、まったく何も見えません。
絶えず左手で手すりを触っていないと歩けないほどで、もはや、目を開けているよりも閉じた方が平衡感覚が保てそうな気がしてきます。
しかも、つい先ほど、たくさんの地獄について怖い思いをしたばかりですから、ほんと、何だか考えさせられます。
でもそれだけじゃありません。あるものを右手で触ることができれば、仏様のお導きで極楽へ行けるそうです。それは東長寺に行ってのお楽しみ。
今回あらためて感じましたが、福岡には結構いろんなお寺があります。そろそろ秋になって涼しくなりますので、お寺巡りをするのもいいかもしれませんね。
<東長寺>
住所:福岡市博多区御供所町2-4
アクセス:地下鉄「祇園駅」1番出口すぐ
営業時間:9:00~17:00