地域情報ブログ

企業2026.06.10

福岡で転職を考えるなら知っておきたい「七社会」とは?構成企業や転職希望者が注目したい理由を解説

リージョナルキャリア福岡のコンサルタント、原田です。

福岡で転職を考える際、地場企業や地域経済について調べていると、「七社会」という言葉を見聞きすることがあると思います。

「七社会」とは、福岡に本社を置く有力企業7社で構成される任意団体の通称です。正式名称は「互友会」といい、福岡の経済・まちづくり・地域活動において、長く存在感を示しています。

U・Iターンで福岡への転職を検討する方にとって、七社会を知ることは、単に有名企業を知るという意味にとどまりません。

福岡でどのような企業が地域経済を支えているのか、また自分の経験をどのようなフィールドで活かせそうかを考えるうえでも、知っておきたいところです。

この記事では、七社会の構成企業や活動内容、福岡で転職を考える方にとっての意味についてご紹介します。

<筆者プロフィール>

原田 昌和|リージョナルキャリア福岡/チーフコンサルタント
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2級キャリアコンサルティング技能士。管理部門職種(経理・人事・総務など)やITエンジニア領域を中心に、経験・スキルの整理だけでなく、志向や将来像も踏まえた支援が強み。プライベートでは野球(カープ)や格闘技を愛する4姉妹の父。
https://rs-fukuoka.net/consultant/index_03.html

この記事でわかること

・福岡でよく聞く「七社会」とは何か

・七社会を構成する7つの企業

・七社会が福岡経済やまちづくりに関わってきた背景

・福岡で転職を考える人が七社会を知っておきたい理由

・七社会企業でどのようなキャリアを描けるのか

福岡経済を支えてきた地場大手企業7社

「七社会(ななしゃかい)」は通称で、正式名称は「互友会(ごゆうかい)」です。

福岡に本社を置く有力企業7社で構成されており、いずれも地域のインフラ、金融、交通、エネルギー、建設などを支えてきた企業です。

福岡で働くことを考えるなら、地域経済の中心にある企業群として、ぜひ知っておきたい存在です。


<現在の構成企業>

・九州電力株式会社

・株式会社クラフティア(旧:株式会社九電工)

・西日本鉄道株式会社

・九州旅客鉄道株式会社(JR九州)

・西部ガスホールディングス株式会社

・株式会社福岡銀行

・株式会社西日本シティ銀行

事業領域はそれぞれ異なりますが、いずれも福岡や九州の暮らし・産業を支えている企業です。

転職希望者の方にとっては、「福岡にはどのような地場有力企業があるのか」「地域経済を支える企業にはどのようなキャリアの可能性があるのか」を考えるうえで、七社会は一つの手がかりになります。


<「七社会」の変遷>

七社会は、時代とともに構成企業を変えながら、現在の形になっています。

1950年代
九州電力、西部ガス、西日本鉄道の3社によって発足。

福岡銀行、(旧)西日本銀行、(旧)福岡シティ銀行、九電工(現:クラフティア)が加入し7社に。

2004年
西日本銀行と福岡シティ銀行が合併し、西日本シティ銀行が誕生したことで一時的に6社に。

JR九州が加入し、現在の7社体制に。

七社会ロゴ.jpg

構成企業は変化してきましたが、福岡・九州の暮らしや経済を支える主要企業が集まる団体であるという位置づけは、現在も変わっていません。

「七社会」の主な活動内容

七社会は、単に7社の名前をまとめて呼んでいるだけではありません。地域行事やまちづくり、経済活動に関わる場面で、各社が情報交換や協議を行う場にもなってきました。

<情報交換・協議>

各企業の関係者が定期的に集まり、地元行事への支援や寄付活動など、地域に関わる事項について協議や情報交換が行われています。

福岡を本拠とする有力企業同士が継続的に接点を持つことは、地域全体に関わる取り組みを進めるうえでも、少なからず意味を持っていると考えられます。

<事業への共同参画・連携>

2019年の福岡空港民営化に際しては企業連合として連携したり、最近では、産学官によって国際金融機能誘致を推進する『TEAM FUKUOKA』において主要な役割を果たしています。

ちなみに『TEAM FUKUOKA』には、福岡地所株式会社の榎本一郎氏が幹事として、麻生グループの麻生泰氏が顧問として名を連ねています。

福岡を代表する地場有力企業の経営者層も関わっていることから、地域全体で進められている取り組みであることがうかがえます。

さらに、日本初の「地域特化型REIT」である福岡リート投資法人の資産運用会社、株式会社福岡リアルティは「七社会」各社が株主となっています。

福岡リアルティ株主構成2026年6月.jpg

(画像出典:福岡リアルティHP

このように、福岡経済に大きく影響する事業には必ずと言っていいほど「七社会」の存在があります。

転職希望者が「七社会」を知っておきたい理由

福岡で転職を考える方にとって、七社会を知っておきたい理由は大きく3つあります。

<1. 福岡の地場有力企業を理解する手がかりになる>

七社会の構成企業はいずれも、福岡・九州の暮らしや経済に深く関わる企業です。

福岡で長く働きたい方、地域に根ざした企業でキャリアを築きたい方にとって、これらの企業を知ることは、福岡の産業構造や企業文化を理解するうえで役立ちます。

<2. 事業領域が広く、キャリアの可能性も広い>

七社会企業は、インフラ、金融、交通、エネルギー、建設設備など、事業規模が大きく、関わる領域も幅広いことが特徴です。

そのため、企画、管理部門、技術職、DX推進、新規事業、地域開発など、培った経験や専門性を活かせる可能性も広がりやすいといえます。

福岡に戻りたい、福岡で新しいキャリアを築きたいという方にとっても、一度は視野に入れておきたい企業群だと思います。

<3. 福岡や九州への貢献を実感しやすい>

七社会企業での仕事は、福岡の都市機能や暮らし、経済活動と密接につながるため、自分の仕事が地域の発展や暮らしの基盤に関わっている実感を得やすい点も特徴です。

福岡で働くことを、単にロケーションを変えることではなく、「地域に関わりながらキャリアを築くこと」として考える方にとって、七社会企業は注目すべき存在といえます。

福岡へのU・Iターン転職で七社会企業を考える際のポイント

七社会企業は知名度が高く、安定したイメージを持たれやすい一方で、実際の採用では職種や部門によって求められる経験・スキルが大きく異なります。

そのため、企業名だけで判断するのではなく、自分の経験や志向と照らし合わせながら、どの領域で力を発揮できるのかを具体的に見ていくことが大切です。

たとえば、以下のような視点で整理してみると良いでしょう。

・どういった事業やテーマに関わりたいか

・これまでの経験や専門性をどの職種・部門で活かせそうか

・企業の事業方針や今後の展開と、自分の志向が合っているか

・地域に関わる仕事と、自分が実現したいキャリアがつながっているか

・中長期でどのようなキャリアを描けそうか

特にU・Iターン転職の場合は、仕事内容だけでなく、家族や暮らし、将来の生活基盤も含めて検討することが多くなります。

七社会企業に限らず、福岡の地場有力企業や地域に根ざした優良企業への転職を考える際は、求人票だけでなく、企業の考え方や事業の方向性、組織風土まで理解しておくことが大切です。

リージョナルキャリア福岡では、企業との接点や転職支援の現場で得た情報も踏まえながら、そうした求人票だけでは見えにくい部分までお伝えすることを大切にしています。

まとめ

七社会は、福岡に本社を置く有力企業7社による任意団体であり、福岡の経済やまちづくりにおいて長く存在感を示し続けています。

福岡へのU・Iターン転職や、福岡でのキャリアを考える方にとって、七社会を知ることは、福岡の産業構造や地域経済を理解し、自分の経験やスキルをどのように活かせるかを考える手がかりになります。

七社会企業への転職や、福岡の地場有力企業・地域に根ざした優良企業でのキャリア形成に興味をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。ともに可能性を探っていきましょう。

<あわせて読みたい>

「七社会」企業を含む、福岡の地場有力企業の経営TOPインタビューはこちら

企業TOPインタビュー|リージョナルキャリア福岡
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福岡本社の企業を中心に、経営者や事業責任者など、企業TOPへのインタビューを掲載中。事業戦略や将来の展望、社風、転職希望者に対する期待まで、企業TOP自らが語ります。福岡での転職やU・Iターンを検討する方の、企業理解に役立つ情報です。
https://rs-fukuoka.net/change/

この記事を書いた人

チーフコンサルタント 
原田 昌和

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