福岡地所株式会社
芝村将平さん(仮名・事務系総合職) 32歳
自分に正直に向き合い、将来を見つめた先に出会えた理想の企業。
新卒入社したメガバンクでキャリアを積み、地元九州にUターンしてからも経験を活かして奮闘していた芝村さん(仮名)。やりがいを感じる一方、キャリアに限界を感じるようになった芝村さんは、あらためて自分自身と向き合うことを始める。自分が大切にしたい価値観、これから実現していきたいこと、それが叶う環境。慎重に考えを整理しながら進めた転職活動で出会えたのは、十分に理想的な企業だった。「転職活動によって自分の価値観を見つめなおすことができた。この気付きはこれからのキャリアにも活かすことができる」と将来を見つめる芝村さんに、転職体験談を伺った。(※本記事の内容は、2019年12月取材時点の情報に基づき構成しています)
- 転職回数
- 1回
- 転職期間
- エントリーから内定まで62日間
転職前
- 業種
- 物流関連企業
- 職種
- 経営管理
- 業務内容
- 経理、財務、総務など
転職後
- 業種
- 総合ディベロッパー
- 職種
- 事務系総合職
- 業務内容
- 社長室における経営企画、広報業務など
キャリアの方向性と照らし合わせて、選択肢にしたい企業を想定。
現在のお仕事はどんな内容ですか?
社長室に所属して経営企画、広報業務、危機管理、さらには様々な規程の整備等を担っています。複数の案件が並行しているので、社内外の関係者と調整を進めながら、進捗を管理しています。当社グループではビル、ホテル、商業施設等、様々な事業を手掛けていますので、案件の本質や背景も異なります。それらを理解しながら勘所をつかむのが大変ですが、少しずつ慣れてきたところです。今は回転数を上げながら、案件をカタチにしていくことに注力しています。
入社前のご経歴を教えてください。
大学卒業後、メガバンクに就職しました。数年は福岡で金融業務を経験し、その後、より専門性の高いセクションを希望し、東京に異動となりました。そこでの仕事はやりがいはあったのですが、将来のキャリアの方向性に迷いが生じたことを機に、九州にUターンすることを決めました。Uターン後は地場企業の管理部門で、金融のバックグラウンドを活かして資金繰りや銀行折衝、コスト管理といった経理財務領域を中心に担いました。また総務等の社内体制整備も担当していました。ここでもやりがいは感じていましたが、次第にキャリアの限界を感じるようになり、転職を考えるようになりました。
転職活動はどのように進めましたか?
まずは大手エージェントに登録し、求人情報を見ていきました。ただ、そこではあまり本格的には動きませんでした。というのも、あらかじめ「こういう仕事がしたい」「こういう会社で働きたい」というイメージを固めていましたので、自分なりに企業を想定していたのですが、それらの企業の求人がうまく見つからなかったためです。探していくうちに、リージョナルキャリア福岡に行き着きました。ホームページには当社の情報もあり、求人のほかにも役員や転職者のインタビューでリアルな言葉が並んでいたので、まず話を聞いてみたいと思いエントリーしました。はじめはコンサルタントの方との電話面談を経てレジュメの添削や企業へのアプローチを進めてもらい、当社との面談がセットできてからは、実際にコンサルタントの方とお会いし、詳細情報や面接に向けたアドバイスをいただきました。様々な情報を教えていただけたので、とても有難かったですし、信頼の置けるコンサルタントだと感じることができたと思います。
入社の決め手になった「風通しの良さ」を今まさに実感。キャリアの発展も目指せる好環境。
今の会社に決めたポイントは?
面接を受けた際に、「風通しの良さ」を強く感じたことです。自分の意見をアウトプットすることや周囲としっかりディスカッションすることを良しとする風土だという説明を受けたのですが、それは私にとって大事なポイントでした。また「天神ビジネスセンター」のような大規模開発案件が進んでおり、企業としての成長志向や先進性を感じることができたことも決め手の一つとなりました。面接では私自身についてフラットに評価していただき、これまでの経験やバックグラウンドを活かしながらも、さらにキャリアを発展させられるような機会があるということを知り、ぜひチャレンジしたいと考えるに至りました。
転職していかがでしたか?
入社前に感じた風通しの良さを実感しているところです。上司や同僚は自分の意見を聞き入れてくれますし、社内を見渡せば、壁のないフロアにさまざまなセクションの社員が一堂に集まっていて、聞きたいことや困ったことがあればすぐに確認できます。社員同士の繋がりという意味でも「壁がない」と言えると思います。現在は社長室業務を担っていますが、経験してきた経理財務領域はもちろん、人事領域や不動産開発領域にも興味はありますので、自身の将来のキャリアは限定して考えていません。どんな業務であっても案件管理やプロジェクト推進、チームワーク醸成といったスキルは必要になりますので、業務を通じてそういったスキルも身につけ、スペシャリティを高めていくことを目指しています。
転職を考えている人にアドバイスをお願いします。
今回の転職活動を通して、自分に正直に向き合い、強み・弱みを見つめたり、何を実現していきたいかをじっくりと考えることで、自分が大切にしたい価値観を再確認したり、新たな気付きを得ることもできました。この感覚というのは、今後も大切にしていきたいと思っています。「毎年」・「何ヶ月毎に」というタームを自分で設定して、キャリアの棚卸を行い、現状の立ち位置を確認することで、将来に向けた見通しをクリアにすることができると思います。転職活動は自分を見つめなおすことのできる良い機会だと思います。