2022.03.04
【定点観測】福岡県の有効求人倍率-2022年1月、前月を0.03ポイント上回る1.11倍
2022年1月の福岡県の求人倍率は「1.11倍」
2020年7月に1.1倍を切って以降、長く1.0倍台で推移していた福岡県の求人倍率ですが、2022年1月は前月より0.03ポイント上昇し『1.11倍』となりました。
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。
有効求職者数が1.5%増加したのに対し、有効求人数も3.7%増加したことから、倍率としては上昇する結果となりました。
(2021年1月以降(太字)は季節調整値を計上し、数値を改定しています)
主な産業の新規求人動向(対前年度比)
<増加>
宿泊・飲食サービス(+89.2%)、製造(+30.2%)、卸売・小売(+25.6%)、サービス(+21.5%)、学術研究・専門技術サービス(+17.0%)、生活関連サービス・娯楽(+13.2%)、医療・福祉(+10.3%)、建設(+5.7%)、不動産・物品賃貸(+4.3%)、情報通信(+2.9%)、運輸・郵便(+2.0%)
<減少>
金融・保険(-23.7%)
(参照-福岡労働局 雇用失業情勢)
福岡で実施されていた「まん延防止等重点措置」も6日の期限をもって解除になる見通しであることから、有効求人数はさらに増加傾向となるかもしれません。引き続き変化を注視していきたいと思います。
過去の求人倍率
-2021年12月(1.08倍)
-2021年11月(1.08倍)
-2021年10月(1.07倍)
-2021年9月(1.07倍)
-2021年8月(1.07倍)
-2021年7月(1.08倍)
-2021年6月(1.09倍)
-2021年5月(1.07倍)
-2021年4月(1.03倍)