2022.04.08
【定点観測】福岡県の有効求人倍率-2022年2月、前月を0.02ポイント下回る1.09倍
2022年2月の福岡県の求人倍率は「1.09倍」
先月、久しぶりに1.1倍台に乗った福岡県の求人倍率ですが、2022年2月は再び1.1倍台を割り、前月マイナス0.02ポイントの『1.09倍』となりました。
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。
有効求職者数が1.2%減少したのに対し、有効求人数が2.3%減少したことから、倍率としては下降する結果となりました。
主な産業の新規求人動向(対前年度比)
<増加>
製造(+27.6%)、サービス(+27.6%)、運輸・郵便(+26.1%)、不動産・物品賃貸(+12.0%)、生活関連サービス・娯楽(+8.1%)、金融・保険(+7.8%)、学術研究・専門技術サービス(+6.0%)、情報通信(+5.3%)、建設(+4.4%)、医療・福祉(+4.2%)、卸売・小売(+2.0%)
<減少>
宿泊・飲食サービス(-7.6%)
(参照-福岡労働局 雇用失業情勢)
福岡労働局は、『求人の改善傾向は続いているものの、一部に厳しさも見られ、新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響に、より一層注視する必要がある』としています。今後も引き続き変化を注視していきたいと思います。
過去の求人倍率
-2022年1月(1.11倍)
-2021年12月(1.08倍)
-2021年11月(1.08倍)
-2021年10月(1.07倍)
-2021年9月(1.07倍)
-2021年8月(1.07倍)
-2021年7月(1.08倍)
-2021年6月(1.09倍)
-2021年5月(1.07倍)
-2021年4月(1.03倍)